震災から9ヶ月。
人々の意識から消えかかりつつある
知人の美容師さんが、東北の被災地を回ってヘアカットやカラーの支援活動をされています。
美容師さんなのでいつも火曜日で日帰り。
なかなかの強行軍ではありますが、お声をかけていただけたので参加してきました。
月曜日の24時に代官山のカフェに集合して、マイクロバスで出発。
石巻には5時半に到着。早く着きすぎちゃったので3時間仮眠して、8時半に現地のコーディネータさんと合流。
9時に在宅避難生活を送っていらっしゃる方のおうちへ。
12時までそこで活動して、その後、牡鹿半島の仮設住宅へ。
17時に牡鹿を出発して帰路につき、代官山へ24時に戻ってきました。
今回は9人の参加でした。
美容師さんが3人、ネイリストさん1人、アロママッサージさん1人、ライターさん1人、なんだかよく分からない人(笑)が1人、そして私。
技術はないので、おしゃべりのお相手や、予約の調整、カットの後の片付けを担当しました。
在宅避難生活をされているタカハシさんのお宅は、親戚のおうちだということでした。
ご自分の家は、目の前で流れていったと・・・。
広いでしょ、ここ。
仮設住宅は狭くて、孫たちが泊まることもできないから。
でも、普段は1人だから寂しいの。
だからね、来てくれるだけで嬉しいの。
と涙ぐんでいらっしゃいました。
そして、15人ほどの女性が「久しぶり〜」と訪ねていらっしゃいました。
皆さん、同じ町内会の方々で、この震災でばらばらになってしまったとか。
ひと時、まるで同窓会にように楽しんで、明るい顔をされていただけただけたかな、と。
ネイルをしている人を見て、私もしてもらおうかな、って。
やっぱり女性ですね。
きれいになることを忘れてしまうような生活でしょう。
こういう機会をもっともっと提供することができると、どれだけ癒されることでしょう。
石巻から牡鹿の仮設住宅までは、町から一時間半、山道を登ります。
途中、海沿いを通りますが、ほとんど家はありません。
あってももぬけの殻です。
ガードレールはひん曲がり、がけっぷちは崩れていました。
いまだ、一方通行のところがあります。
9月ごろの台風でダブルパンチです。
仮設住宅では、訪問するのが二度目ということで、お母さんたちが心待ちにしていらっしゃいました。
今度はどうしましょう?とか、ずいぶん伸びましたね!みたいな会話が飛び交っていました。
仮説に移って、ずいぶんたつのに、そこから海が見えることに皆様、初めて気付かれたようでした。
それどころではないのでしょうね。
あんなに怖かったのに、海が好きなのよね。
と窓から海を見ながらつぶやいていた言葉が心にしみました。
皆さん、命からがら逃げ延びた方々。
重たいものを背負って生きていかなくちゃですが、その笑顔なら大丈夫!って思いました。
在宅の方も仮設住宅の方も、おにぎりやお漬物、煮物、果物などなどたっくさん作って、おもてなしくださいました。
どれも本当に美味しい。心がこもっているし。
こんなことしかできないのよ、と。
辛い状況なのに、明るい笑顔をいっぱい見せてくれて、こちらこそ感謝でした。
家を流された人には、いくらかの支援金が支給され、そのあぶく銭で生活する方もいれば、どうにかしなくては、とがんばる方々の二極化が現れているようです。
そして、仲間だった人たちがばらばらになってコミュニケーション不足も問題になっているようです。
他人事と思わずに、同じ日本人として、忘れないこと。
できることをし続けることが大事だな、と思っています。
今日、制作請負人さんは、出身の大学で暖房器具を被災地に送るためにデータ入力をボランティアをしにいかれるそうです。
できること、周りをみると意外といっぱいありますよ♪

こういう瓦礫の山があちこちにあります。フェンスで隠してあるところもありました。

元は家や商店街だったのでしょう。石巻の町です。更地になっていました。
被害にあったまま放置されている家もありました。とても生々しい・・・。

ネイルを塗ってもらったり、ハンドマッサージでくつろいだり。
女を忘れません!

本当に素敵な笑顔でした。

ブルーシートを敷いて、即席美容室です。何時間もたちっぱなしの美容師さんでした。

牡鹿の仮設住宅の集会所から望む夕陽。
がんばってるよ、ニッポン!